サイコロきっぷレポート②
2日目。
ここからやっとサイコロきっぷの出番
普段旅行すると鈍行ばかり乗ってしまうので特急が使えるのは嬉しいポイント、しかも指定席券つき
餘部が目的地、往路でも復路でも城崎温泉で途中下車することができる。
海が近い場所らしい、今日の方が天気が良さそうなので往路で餘部まで行っちゃうことにした。
実際に現在電車が走っているのは鉄の柵のさらに右側の方
石板すぐ右横の線路は現在は使われておらず、昔使用されていたものの一部がそのまま残されています。
写真のガラスのエレベーターで下に降りてきて、下から撮った図。
今度は逆側から取っているので左側の鉄筋コンクリートが現在使われているほう、右側が現在使われていないほう。後者が余部鉄橋と呼称される。
歩いてすぐのところに道の駅があり、さまざまな資料の展示が。
建設の経緯、地域住民たちの関与、日本海側の地形や気候、列車の転落事故、戦争での資材不足などなど、、、
さまざまな角度から紐解かれていく余部鉄橋の歴史。
ここで私が全てを説明するのは野暮なので割愛しますが、とにかく本当に面白かった!
しかもJRの企画でここに来られたというところがすごくいいですよね、、、ちゃんと狙いがあってここが目的地の候補になっていたような気がして。
企画会議の様子を拝見したい笑
高所にある駅から、こんな感じでリアス式海岸と日本海を見下ろせます。
さらに近くに行くと透き通った浅瀬とエメラルドグリーン、私の知らない日本海だった。綺麗。
徒歩圏内に道の駅と鉄橋しかない、飲食店も道の駅以外はほとんどない閑静な場所。
それ以外にあったのは異常な数の顔はめ。
しかもちょっとすごい。
滞在時間は1〜2時間で十分という感じでしたが、想像よりだいぶ面白くて満足した。
帰る頃には至る所に見られる鉄橋の名残にも重みを感じるように。
あと、適切な感想かはわからないけど全国の車掌さんたちいつも安全に鉄道を利用させてくれてありがとう!今まで風や雪で時々運休遅延する越後線や信越線に沢山文句言ってごめんね!という気持ちになりました。
ありがとうJR!
そんなところで餘部を後にしました。
城崎温泉に向かうぞ。
〇〇温泉駅あるあるの暖簾。
駅から10分ほど歩いて本日の宿にチェックイン。
城崎温泉街は比較的宿が高級だったのですが、女性限定3,000円台で泊まれるゲストハウスが、、、ありがたい。
ゲストハウスのスタッフの方にカニが食べたいんですけど!と言ったらお薦めされたお店へ。
https://s.tabelog.com/hyogo/A2808/A280801/28003816/
地魚(カサゴ)の煮付け
ちなみにこの3品で宿代超えた。
城崎温泉には外湯が7つあるのですが、平日に定休を回すらしく、本日営業していたのは5つ。
酔い覚ましに寝たり散歩したりしつつ、5つ全て回ったので雑に紹介するよ。
①さとの湯
駅前にあるよ。ゆったり苑並みにお風呂の種類が豊富だよ。サウナが3つもあるよ。
②地蔵湯③柳湯
かなり熱いでかい風呂がそれぞれ一つだけあるよ。
④御所の湯
露天風呂しかないけど、一番人気らしいよ。
⑤鴻の湯
ちょっと外れたところにある唯一駐車場付きのお風呂だよ。庭園風呂という池みたいな風呂があるよ。
5つそれぞれ特徴があって全然違ったので楽しかったです。私自身スーパー銭湯とかも大好きなのですが、温泉と銭湯のいいとこ取りできたような感じでした。
一通り温泉を堪能した後に立ち寄った素敵な本屋さん、Book store iChi。
で湯上がりビールを。めちゃめちゃに凍ったグラス。笑
店員さんが音楽している人で東京でライブをするらしい、寺で、、、。
よい装丁の本を2冊購入しました。
城崎温泉、めちゃくちゃいい温泉街で1泊なのがもったいないなと思いました。
営業時間が長い!
(外湯のほとんどが23時まで営業してる!お土産屋さんや飲食店もめっちゃ遅くまでやってる!)
お店の種類と数がめちゃくちゃ多い!
(海鮮、但馬牛、焼き鳥、割烹、粉物、喫茶、などなど、、、メインストリートから外れると居酒屋、スナック、バーもたくさん)
先週まではここで灯籠流しをしたり花火が上がったりしていたらしいので、見られなかったのはちょっと惜しい。閑散期でいろんなとこ回りやすかったのはよかったです。
にしても、本当に良いところだったので今度は誰かと来て別の宿にも泊まってみたいと思いました。
カニ?
サイコロきっぷレポート①
https://www.jr-odekake.net/aotabi/feature/dice/
どこ!?
と思いました、、、笑
きっと企画した人も桃太郎電鉄とか水曜どうでしょうが好きなんですよね、わかります。
大阪発着、餘部までの経路で途中下車は城崎温泉のみでしかできないが途中乗車はできるらしい、ふむ、、、。
(ルール詳細はホームページをご覧ください。)
経由地点でなんかいいとこあったらそこから途中乗車したいな、大阪は帰りどうせ寄れるし。
篠山口駅周辺、ことりっぷも発売されているし観光地のようだな。
なんと、直通バスもあるぞ。
(東京はこういうとこすごい。)
、、、、といった流れで旅行の初日、夜行バスで未知の土地「丹波篠山」にやってきたわけです。
「たんばささやま」と読むらしい、読めない。
錦鯉のためにあるかのような顔はめ
篠山口駅からバスで20分くらい、こういうかんじのところに着く。
↑岡山県倉敷の美観地区(今年3月撮影)
倉敷よりも道幅が広くてまっすぐ、エリアは確かに狭いけどこういう街並みに飲食店や雑貨屋入っているあたりだいぶ似ている、、、
もっともここが違うなと思ったところは観光地化しすぎていないところ、"生活感"の濃さと言えばいいのでしょうか。普通に人が暮らしている感じ。
私「東京から来ました」
倉敷市民
「まあ〜ようこそいらっしゃいました
遥々ありがとうございます^^」
「東京から、、、?
え?わざわざ?????
え、なぜ?どうしてこんなところに?
他の観光地はどこに行かれるんですか?」
反応を比較するとこんな感じです。
自覚している美人かしていない美人かくらいの差がある。
篠山城大書院
https://maps.app.goo.gl/izQmd1Rea3R6kHRB6?g_st=ic
10分くらい歩くとでっかいお堀とか城跡もあった。
以下、焼き物の町ならではの素敵な器たちと共に、丹波篠山で食べたものたちを時系列でご紹介。
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喫茶メルヘンのモーニング。https://s.tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26019259/
澤藤の箱鮨。
https://s.tabelog.com/hyogo/A2807/A280702/28001365/
「箱鮨」ご当地グルメみたい。卵×ヒラメ、アナゴ×サーモンの押し寿司が交互に3つずつ並んでいます。
小田垣豆堂のモンブランと黒豆コーヒー。
https://s.tabelog.com/hyogo/A2807/A280702/28060195/
このモンブランがほんっっっとうに美味しくてストーリーでこの世で一番うまいと投稿するなど。
Oitoの珈琲と黒豆茶。
https://s.tabelog.com/hyogo/A2807/A280702/28061711/
純喫茶兼ゲストハウス。
それぞれチェックイン時のウェルカムドリンク、お部屋でのサービスドリンクとして頂きました。
宿としてここがそれはもうすごく素晴らしかった、まさに語彙力を失うほどよかったという話は後程。
花格子の天麩羅ともりそば。
https://s.tabelog.com/hyogo/A2807/A280702/28022544/
條鐵庵のお酒。
https://s.tabelog.com/hyogo/A2807/A280702/28063529/
特にお料理と飲み物は撮らなかったのでこのなんとも愛嬌のあるメニューを載せておきます。
オーナー夫婦とお話ししながら翌朝の体調に響くくらい飲んでしまい軽く後悔しました。
あんまりここら辺に飲み屋が集まらなかったり、遅くまでやっている店が少なかったりする理由として、オーナーが挙げていたものが「終タク」があるということ。
0:30以降はタクシーが出ない、運営会社と連絡が繋がらないらしい。
終タク、、、
終タク、、、、、?
タクシーの概念
Oitoの朝食。
**********
美味しかったのはもちろんなんですが、器がどれも素敵すぎるんだ、、、。
どこまで丹波焼と呼ばれるものなのか正直曖昧なのですが、どこでご飯をいただいても陶器類が本当に全部良すぎる。器だけじゃなくてお店にある花瓶とか額縁、ただ床に置いてあるだけの(失礼)壺とかも全部。伝統工芸品てすごーい。(小並感)
旅行をしていてこういうところに感動することって今までそんなになかったかなあと思うのですが。
これが丹波篠山という場所が素敵である理由の一つなのでしょう。地のものを活かしてる故レトロ「風」ではないというか、風情を押し売りしていないというか。芯がある。伝われ。
ここで出会った人たちはみんなここが好きだということが伝わってきた。
自分のお土産に数枚のお皿を購入、あまりにもカップ類が自宅に多すぎるため自分用は泣く泣く諦めたカップアンドソーサーは友人の結婚祝いに。
あと、とにかく宿が素敵だったという話。
純喫茶二階のこの屋根裏部屋感がたまらない。
ちょっとだけ補強してある程度であとは200年前からそのままらしい。床の穴から一階の床が見えたりする。それは怖い。
たまたま貸切だったのもあるけど、17時で喫茶が閉店すると店員さんも誰もいなくなる。(大丈夫なのか?笑)
朝まで古民家純喫茶に1人という状況すごい。
そして朝9時オープンのお店ですが8時〜9時は宿泊者限定の朝食タイム。
景色!
以上、1万円以下で貴族になれる宿でした。
チェックアウトする時お兄さんから食べ物を預けられた。母かな?
翌朝食べたら胡桃が入っていた。
多分自意識過剰だけど、偶然とは思えない私は完全に落ちました。
たんばささやま、ひとことで言うなれば時がゆっくりと流れている場所だなあと思いました。
シンプルに、好き。
このあたりにおばあちゃんとか遠すぎない親戚とか住んでてくれ。
もっといろんな人に知られてほしいような、でもこのままであってほしいようなインディーズバンドの古参ファンみたいな気持ちでいます。
また来たい。
旅は続く。
瀬戸内旅行記⑩ 総括
寝台特急での一夜も含めると7泊8日、史上最長の旅であった、、、。
特にトラブルもなく、天気も本当に晴れてほしい時にはちゃんと晴れた。
生まれてから25年間新潟に住んでいた私としては、瀬戸内での風土や経験はどれも新鮮なものばかりで、どこで何もしていても楽しかった。
1人でも家族や友達とでも、また四国や中国地方に訪れたい。
ブログを書くのなんて10年ぶりくらいなのですが、どこかに書き残しておきたいな〜と思ったので執筆していたらとんでもない量に、、、。
読んで楽しんでくれた方、今後の旅の参考にしてくれる方がいたら嬉しいです。
今回3日分消費した18きっぷ、残りの2日分を使用して行った東海道線日帰り途中下車旅についてもそのうち書こうかなと思っています、、、。
おしまい
3.27 瀬戸内旅行記⑨ 京都観光など
7日目。
本日は新大阪のホテルをチェックアウト後、電車で京都へ。
大阪に住んでいる大学時代の後輩と会うことに。
お昼を食べたら今日こそは東京に帰るよ。
***
今回の旅で唯一、知り合いに会う日になりました。
暇ならご飯でも行こうよーと、言いつつ京都まで出てこさせる不親切な先輩であった。
付き合ってくれてありがとう。
新大阪から京都線と市営地下鉄を乗り継ぎ、京都御苑で待ち合わせ。
ここの桜が早咲きということで訪れましたが、綺麗な枝垂れ桜が咲いていました。今日は天気も良い〜。
みんな考えることは同じ、一本の枝垂れに群がるたくさんのカメラマンたち。
良いカメラで良い写真を撮る彼女
レクチャーしてくれました。
今日覚えた言葉「順光」。
京都っぽい建物も見れたのでよし。
駅改札前。
京都タワー地下のフードコート的なところでランチ兼昼飲み。
フードコートといえどもジンの専門店など本格的な酒屋とかがある。これは山椒入りオシャレカクテルです。
京都タワーに来たものの電車の時間があり、展望フロアに上ることも外から全貌を見ることもなく駅に直行。
後輩と別れました。ありがとう〜。
昼過ぎ、一昨日買った本を読み、時々景色を眺めながら琵琶湖線で滋賀へ。
そのあと東海道線をひたすら乗り継ぎ東京に向かいながら、夕飯をどこで食べようか考えていた。
浜松に決定。
17時過ぎ、熱海行きの乗り換え列車がくるまでの40分ほどの待ち時間で食べに行くという強気ムーブをかました。
内順番待ちで並んでいた時間が20分くらい。自分でもよくその状況で並んで間に合ったよねと思う。
これが俺の食への執着だ、、、。
キャベツがめちゃくちゃ甘い!
ゆでもやしがトッピングされているのも特徴の一つらしい。
美味しかった〜
その後も東海道線に乗り続け、東京を目指す。
富士山が見える辺りを通過した時はすでに外は真っ暗。ちょっと残念。
22時前には東京に入り、23時くらいに無事帰宅。
日付回る前に帰れた〜。
お疲れ様でした。
7日目、完。
2022.3.26 瀬戸内旅行記⑧雨の尾道・倉敷散歩
6日目。
本日は午前中尾道観光。
その後の行程は全く決まっていませんが、とりあえずそろそろ東京方面に帰り始めるか、、、というかんじ。
***
朝8時過ぎに起床。流石に起きれなかった。
しまなみ海道を走破した後の疲労度によって今後のスケジュールを決めようと思っていたので朝の時点では全くのノープラン。
意外と大した疲労感もなく、二日酔いもなかったのですぐに帰らずに観光多めに入れても大丈夫そう。
途中下車しながら青春18きっぷでそろそろ家に帰り始めるか〜京都か大阪あたりでいい時間になるから宿取ろうかな。
とりあえず午前中は朝の尾道を観光します。
まず尾道に来たからには、千光寺へ。
ロープウェイで山頂駅へ。
山頂駅から千光寺へ石段を降りながら散歩。
至る所にある俳句、岩。
本堂につき、参拝。
線香とろうそくに火をつけてお供えするスタイル。
各ろうそくには願い事が書いてあり、「家内安全」のろうそくを選んだ。
今日も生憎の雨。逆にしまなみ海道の2日間だけ快晴だったのが奇跡、、、。
でも雨の日の千光寺も渋くてかなりよかった。
土曜なのに空いていたのは雨のおかげもあるかも。
千光寺山を降りた後は早めの昼ごはんを。
昨日「ぽっぽ屋」にて店長からせっかくなら尾道らーめんたべていきなよ〜と言われ、おすすめのお店を教えていただいた。
「中華そば つたふじ」というお店。
休日は毎日行列ができる人気店だという。
ぽっぽ屋の常連さんたちから叩き込まれた入店から食事までの流れ。かなり細かく教わったのでメモ。
"尾道ラーメン"を看板として掲げている店が商店街にはたくさんあったけど、あとあと名付けられたものだから元祖は"中華そば"の名で出しているんだよ〜と教えてくれた。
確かに、尾道焼をメインに出しているお店も"鉄板焼き屋"としているところばかりだったな〜ご当地グルメってそういうふうに元あるものに地名をつけられてブランディングされていくものが多いのだろう。
(新しく出てきた店舗も、尾道ラーメンをきちんと継承しているところはあるよ〜とみんな言っていました、やさしい!)
教えていただいた通り開店20分前の10:40にお店の前に行くと一番乗り!
そのあとも開店前から家族連れやカップルが私の後ろにゾロゾロと並ぶ。
11時の10分前くらいに入店できた。老舗ラーメン屋名物、滑りやすい床の感触。
出てきた。時計を確認するとまだ開店時間前、すみません、、、。
プチプチ系の背脂がのった醤油ベースのスープで、麺は固さというか粉っぽさが残った細麺。九州豚骨のバリカタとかに近い?と個人的には思った。京都のラーメンもそうだったけど、西の方はもしかして細麺が多いのかな?
バリカタ好き、かつて大学前にあったラーメン屋の醤油大油の背脂が好きだった私としては自分の好きな要素しかなくてドストライク。
昨日の尾道焼に続き、もしかしたらこの土地のものは私の味覚にかなり合うのでは?と思った。
いろんな人にお世話になりつつ頂いたという思い出補正もあり、尾道で食べたものは全て鮮明に記憶に残っている。
さようなら!絶対またくるよ〜
お腹を満たしたところで、北上するぜ。
18きっぷ、鈍行でゆっくり帰ります。
尾道駅構内にある階段。
壁一面に商店街のお店の紹介や観光案内が!
尾道の地域情報を見ながら図書館の階段を上っているような気分に。
駅、言うなれば尾道の玄関口にこんなスポットを作るなんて粋だ。
1週間ぶり人生2度目の岡山県でございます。
美観地区の街並みを歩いてみたい!歩くぞー
駅を出て20分くらい、商店街なども通過しながら歩いていくとそれっぽいところに。
こんな感じの建物がずっと続く。
ジャズ喫茶でクリームソーダを飲み
頒布トートを購入しました。
しばらく歩くと気になる建物が。
「店内で手紙が書けます」という看板。吸い込まれるように入店。
店内には何十種類もの白黒写真のポストカードや書籍、フィギュアなどがずらりと並び、店の奥にはお客さんが手紙を書く用であろうアンティークな机が。
せっかく来たので実家宛と夫宛に手紙でも書こうかなーと思い10分くらい悩み抜いてポストカード選りすぐりの2枚を購入。
手紙、書いて行っていいでしょうか〜?と聞くとそれまで静かにレジに座っていたクールそうな女性店主が堰を切ったように喋り始める。
この辺の歴史のことや、お店のこと、家族のことやお店に置いてある作品、家具のこと。
店に置いてある写真は全て旦那さんが撮ったもので、書籍や諸々の作品たちは全て息子たちによるもの、家具も全て家族が海外で買ってきたこだわりのもの。
家族で完結しているお店らしい。
70代だという女性店主(とっても元気で若く、全然そんなふうには見えない)、自分のお店で家族に囲まれて過ごす日常について幸せそうに語っていてとても微笑ましかった。素敵な人生、、、。
30分くらいお話ししてようやく手紙を書き始めた後も、入店するお客さんたちへのマシンガントークが止まらない。なんかスイッチが入ってしまったらしい。
2枚の葉書を完成させ、美観地区内のポストに投函。
しかし夫(自宅)宛の葉書については、葉書の到着よりも私の到着の方が早かったというオチ。
これも美観地区で撮った写真。趣のある川沿いの街並みです。思った以上にお店がたくさんあるなあ。
ここでも卒業式後と思われる袴を着た学生たちが。
いいね〜キッシュ屋より1000倍くらい映えるね。
かなり街歩きを満喫してしまい16時を回った。鈍行で東京に帰るタイムリミットはとっくに過ぎている。
色々悩んだ挙句、本日は新大阪のビジネスホテルを予約。
(明石で途中下車して明石焼を食べなかったことを心底後悔。)
本日の宿に到着。
偶然テレビをつけたら充電で瀬戸内走ってた、なんか嬉しい。
大阪に住んでいる後輩におすすめの居酒屋を聞いたら教えてくれたので夜はそちらへ。
見るからに大行列だったけど折角なので並ぶ。30分くらい経ってようやく入店。
「串かつだるま」
こっちでは有名チェーンらしく、新幹線の通っている駅構内ということもあってか、芸能人のサインが壁にびっしりと並ぶ。
入店したら店員さんからQRコードを渡された。
ファーストオーダー以外は専用サイトにアクセスして自分のスマホから注文するシステム。
タッチパネルとかiPadのあとはこういう時代が来るのか、、、
確かに今感染対策で色々気を使うけど、これならアルコールで拭く手間もなく破損のリスクも不要。進んでいるな〜
と、料理以前のところに感動した。
海賊みたいなジョッキ生と名物どて焼き。
ザ・大衆セット。
"焼き"と言いつつ煮込み感あった。
レトルトでも売られていたので人気商品みたい。
串カツの数々。
タレは浸すタイプではなくかけるタイプだった。これもコロナ対策の一環とのこと。
飲食店の方々には本当に頭が下がります。
餅の串カツを初めて食べた。
お塩でいただきました。美味しかった。
大阪名物串カツ、ご馳走様でした。
酔いを醒ましながら宿に帰り就寝。
6日目、完。
2022.3.25 瀬戸内旅行記⑦ 尾道での夜
5日目後編。
夜は尾道をたくさん散策したい。
体調に気をつかうイベントが終了したので今夜は何も気にせずお酒を飲もうと思います。
***
尾道駅から20分歩いて今晩宿泊するところへ。
徒歩20分というと決して近くはないけど、新旧様々なジャンルのお店が軒を連ねる尾道の商店街を歩きながらあっという間に到着した。
「SHINGAI CABIN」
1Fで飲み屋をやっているオーナーが、2F以上で経営しているゲストハウス。
の、女性共用ドミトリー。
同じく東京住みの女の子1人と相部屋。
ゲストハウスでの宿泊は人生で初めてだったのですが、近くの銭湯やおすすめの尾道焼のお店なども沢山教えてくれる親切なオーナーでした。
そして個室から共用部から全てセンスがいい。
近くの銭湯で入浴後、夕飯は尾道焼きを食べに街へ繰り出す。
同じ広島県内の鉄板焼きでも、麺を先に炒めてから具材を乗せていく広島風に対して、尾道風は生の麺に具材を乗せてそのまま焼くという点で異なるらしい(ネット調べ)。
ゲストハウスのオーナーにおすすめされたお店に入店。
金曜夜、運よくカウンター1席だけ空きがあり入れてもらえた。
席に着くなりとりあえず生と「尾道焼き」を注文。
カウンターには地元民ぽい人ばかりだったので、なんとなく私も地元民に扮しようとそれっぽい感じで注文する。
手元に待ちに待った尾道焼きが。
ヘラでカットし、皿に取り分けて頂いたところここに観光客っぽさが出ていたらしい。
「広島県民は皿と箸は使わない、ヘラで直接食べるんよ〜」と隣の常連らしきおじさんに言われ、広島県民流鉄板焼きの食べ方講座が行われた。
広島の人がやっている東京のお店で箸と皿を拒否したらおお、姉ちゃんやるやん!となるよと店長も教えてくれた。
向島で出会ったおじちゃんを始め、尾道の人たちはみんな気さくに話しかけてくれて優しかったな。
お店で商店街のほかの店主の話や、ゲストハウスのオーナーの話とかも出てきて、でも悪口は一切なく。みんな仲良しなんだな〜優しい世界、、、。
隣の常連さんは口癖のように「ちょっと1つ、いい?」と優しく言ってからグサっとくる言葉を言ってくる優しいのか優しくないのかわからない人だったけど、結果店を出る時に今日若い姉ちゃんと話せて楽しかったよ〜と言ってくれたので嬉しかった。
あと、尾道焼きが本当に美味しかった。
生麺のまま焼いてカリカリになったそば、トッピングには砂ずりとイカ天。
私の好物しか入っていなくて感動した。
家でも作れるようにレシピ調べたい。
ぽっぽ家を後にして2軒目へ。
ゲストハウスのオーナーが1Fに出しているお店。
最初はお店の名前通り、出汁と酢のサワーを注文。広島に来たからには食べたかった生牡蠣をアテに。
出汁サワー、どこかで飲んだ時に出汁と焼酎が調和していない感じがあまり受け入れられなかったのだけど、酢がいい役割をしてくれている感じがしました。美味しい〜。
オーナーや女性の常連さんと話しながらお酒が進みました。
そして何を食べても飲んでも美味しい!
後半はなんか頼まなくても勝手に酒とつまみが出てきたような気が、、、気のせい?
気づけば閉店時間に。
会話の中で出た尾道の古本屋にオーナーが連れて行ってくれるとのことで深夜の散歩。
平日は23:00〜27:00までが営業時間というところが既に面白い。古い病院の跡地をリノベーションしたところらしい。
東京への帰り道に読む本を吟味して何冊か購入。
病院の跡地であることに因んだ良すぎるブックカバー、、、。
早寝早起きを徹底していた私でしたが、この日ゲストハウスに戻ったのは26時。尾道の夜をだいぶ満喫した。
一晩過ごしただけで大好きになった尾道、今度またじっくり滞在したいと思った。
5日目、完。
2022.3.25 瀬戸内旅行記⑥ しまなみ海道ママチャリ走破その2
5日目。
宿泊地の大三島を出発し、残り3つの橋と3つの島を経由して終点の尾道駅に向かいます。
***
もはや安定の6時起き。
昨日夜景を見たテラスでサンライズのスタンバイ。
コーヒーを飲みながら最高の朝焼け。
おしゃれ朝食プレート。
良い朝〜正直ずっとここにいたい、、、
宿のスタッフさんからサイクリングルートのアドバイスも頂いてチェックアウトし、8:30より2日目午前の部スタート。
早速4つ目の橋、宿からすぐの多々羅大橋を渡ります。ここまでくるとようやく橋までの登り坂にも慣れてくる。
本日も気持ちの良い快晴です。
橋の中央、県境地点に到着!
自転車で県境に立つのって中々ない経験。
橋の柱?の真下で手を叩くと音が反射する。
龍の鳴き声、、、へえ。
橋を渡り終えて4つ目の島、生口島へ。
瀬戸内といえばレモン、レモンの木が密集しているレモン谷。
生口島入口から走ること20分、瀬戸田サンセットビーチに到着。
不思議なオブジェがいっぱい。
さらに走ること30分、瀬戸田港に到着。
この辺りの瀬戸田地域に見たいところがたくさんあったので、無料駐輪場に自転車を停めてゆっくり散策します。
「ソイル瀬戸田」
何かの雑誌のコーヒー特集で取り上げられていたカフェ。外装も内装もおしゃれで斬新なデザイン、居心地の良い場所でした。宿泊施設としても人気が高いところみたい。
もはやどこの飲食店に行っても大体海が見えるしまなみ海道。
「しおまち商店街」
定食屋さんやお惣菜屋さんなどが並ぶ古き良き商店街です。
「耕三寺」
華やかな建造物の数々。
桜も開花し始めていた。
耕三寺の奥に進むとある「未来の丘」。
全てイタリア産の大理石、16年かけて作られているのだそう。生で見るとめちゃくちゃでかい、眩しい、、、。
平日朝であまり人がいなかったのですごく綺麗に写真撮れた。
「汐待亭」
しおまち商店街の中の定食屋。
との前情報だったので昼食はここで摂る予定でしたが、残念ながらランチは休業。テイクアウトのレモネードを購入して歩きながら瀬戸田港へ。
チャリを止めてからここまで約1時間半のスピード散策。他にも行きたいところがありましたが次なる目的地に進みます。
瀬戸田地域、沢山見所があってここだけを目当てに来る人がいるのもわかるなーというかんじ。
しまなみ海道の島々の中でどこかピンポイントで観光地を選ぶなら生口島はとってもおすすめ。
さてはしるぞー。
レモンの街、道中黄色いものがやたら多い。
起伏が多かった1日目を乗り越えたのと、今朝のホテルのスタッフさんのアドバイスもあってだいぶ楽に走行できている気がする。
12時半頃、5つ目の島、因島に到着。
「HAKKOパーク」
あまりにも立派な建物すぎて通り過ぎることができなかった。
万田発酵という会社の工場の敷地の一部を利用してできているテーマパーク的なところ。
偶然にも無料足湯が!持ってるねー。
午前中走って疲れた足が癒される。
広めの庭があったり
社員登用されている動物たちがいたりした。
13時前、そろそろ昼食を食べておきたい。
と思ったが併設カフェはコロナの影響でランチ営業はしていないとのこと。あらー。
仕方がないので次の島へ向かいつつご飯食べれるところを探します。
走ること30分
「因島アメニティ公園」
公園だからなーと思いつつ前を通り過ぎるとソフトクリームのでかいやつ。
何かしらご飯物もあってくれ、、、という希望を胸に立ち寄ってみる。
あった、まさかのエスニック。
アメニティ(ホテルでついてくるシャンプーとか洗顔料)公園とは、、、?
と、思っていたけど「アメニティ」とは本来"都市計画が目指す居住環境の快適性""生活を快適にする設備"などという意味らしいです。
一つ賢くなりました。
公園を出発して約10分
ついに最後、6つ目の橋、因島大橋。
今まで渡ってきた5つの橋は自転車&歩行者用道路と自動車道が横に並んでいて全てが並走する形になっていたけど、因島大橋は車道の真下が自転車&歩行者用道路になっているという構造の違い。
立ち止まると結構な振動を感じるので、徒歩で渡ると吊り橋くらいのスリルはありそうだ。
14時半ごろ、6つ目最後の島、向島に到着。
エモい。
もうすぐ終わっちゃうなーとか思いつつ景色を撮りまくっていたら、地元が尾道でドライブできていたというおじちゃんが話しかけてくれたので30分くらい立ち話をした。しまなみ海道やこれから行く尾道のこと、お互いの話など。
そろそろいこうかな、と思ってこの先尾道港まででよったほうがいいところありますかね〜と聞いてみたけどもう特にないかな笑と言われてしまったので、どこにも寄らずにただ走る。
(向島についてもうネタがないので綺麗だった景色たちを載せておきます)
ついに向島のフェリー乗り場に!
ここまできたらもう終わったようなもの。
16:00
ついに70km(今治駅から合わせると76km)走破〜わーい!
途中リタイアからのフェリー、、、みたいなのが頻繁に頭をよぎるのかと思いきや全くそんな気配はなく。
運動習慣皆無の私でも、2日間かけてママチャリで楽しく観光しながら渡り切ることができました。
今度は尾道側からも走ってみたいし、クロスバイクに乗れるようになってまた来たいと思います。
レンタサイクルを返却したところで、本日お世話になる尾道のゲストハウスへ向かいます。
(次の記事へ。)