2022.3.26 瀬戸内旅行記⑧雨の尾道・倉敷散歩
6日目。
本日は午前中尾道観光。
その後の行程は全く決まっていませんが、とりあえずそろそろ東京方面に帰り始めるか、、、というかんじ。
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朝8時過ぎに起床。流石に起きれなかった。
しまなみ海道を走破した後の疲労度によって今後のスケジュールを決めようと思っていたので朝の時点では全くのノープラン。
意外と大した疲労感もなく、二日酔いもなかったのですぐに帰らずに観光多めに入れても大丈夫そう。
途中下車しながら青春18きっぷでそろそろ家に帰り始めるか〜京都か大阪あたりでいい時間になるから宿取ろうかな。
とりあえず午前中は朝の尾道を観光します。
まず尾道に来たからには、千光寺へ。
ロープウェイで山頂駅へ。
山頂駅から千光寺へ石段を降りながら散歩。
至る所にある俳句、岩。
本堂につき、参拝。
線香とろうそくに火をつけてお供えするスタイル。
各ろうそくには願い事が書いてあり、「家内安全」のろうそくを選んだ。
今日も生憎の雨。逆にしまなみ海道の2日間だけ快晴だったのが奇跡、、、。
でも雨の日の千光寺も渋くてかなりよかった。
土曜なのに空いていたのは雨のおかげもあるかも。
千光寺山を降りた後は早めの昼ごはんを。
昨日「ぽっぽ屋」にて店長からせっかくなら尾道らーめんたべていきなよ〜と言われ、おすすめのお店を教えていただいた。
「中華そば つたふじ」というお店。
休日は毎日行列ができる人気店だという。
ぽっぽ屋の常連さんたちから叩き込まれた入店から食事までの流れ。かなり細かく教わったのでメモ。
"尾道ラーメン"を看板として掲げている店が商店街にはたくさんあったけど、あとあと名付けられたものだから元祖は"中華そば"の名で出しているんだよ〜と教えてくれた。
確かに、尾道焼をメインに出しているお店も"鉄板焼き屋"としているところばかりだったな〜ご当地グルメってそういうふうに元あるものに地名をつけられてブランディングされていくものが多いのだろう。
(新しく出てきた店舗も、尾道ラーメンをきちんと継承しているところはあるよ〜とみんな言っていました、やさしい!)
教えていただいた通り開店20分前の10:40にお店の前に行くと一番乗り!
そのあとも開店前から家族連れやカップルが私の後ろにゾロゾロと並ぶ。
11時の10分前くらいに入店できた。老舗ラーメン屋名物、滑りやすい床の感触。
出てきた。時計を確認するとまだ開店時間前、すみません、、、。
プチプチ系の背脂がのった醤油ベースのスープで、麺は固さというか粉っぽさが残った細麺。九州豚骨のバリカタとかに近い?と個人的には思った。京都のラーメンもそうだったけど、西の方はもしかして細麺が多いのかな?
バリカタ好き、かつて大学前にあったラーメン屋の醤油大油の背脂が好きだった私としては自分の好きな要素しかなくてドストライク。
昨日の尾道焼に続き、もしかしたらこの土地のものは私の味覚にかなり合うのでは?と思った。
いろんな人にお世話になりつつ頂いたという思い出補正もあり、尾道で食べたものは全て鮮明に記憶に残っている。
さようなら!絶対またくるよ〜
お腹を満たしたところで、北上するぜ。
18きっぷ、鈍行でゆっくり帰ります。
尾道駅構内にある階段。
壁一面に商店街のお店の紹介や観光案内が!
尾道の地域情報を見ながら図書館の階段を上っているような気分に。
駅、言うなれば尾道の玄関口にこんなスポットを作るなんて粋だ。
1週間ぶり人生2度目の岡山県でございます。
美観地区の街並みを歩いてみたい!歩くぞー
駅を出て20分くらい、商店街なども通過しながら歩いていくとそれっぽいところに。
こんな感じの建物がずっと続く。
ジャズ喫茶でクリームソーダを飲み
頒布トートを購入しました。
しばらく歩くと気になる建物が。
「店内で手紙が書けます」という看板。吸い込まれるように入店。
店内には何十種類もの白黒写真のポストカードや書籍、フィギュアなどがずらりと並び、店の奥にはお客さんが手紙を書く用であろうアンティークな机が。
せっかく来たので実家宛と夫宛に手紙でも書こうかなーと思い10分くらい悩み抜いてポストカード選りすぐりの2枚を購入。
手紙、書いて行っていいでしょうか〜?と聞くとそれまで静かにレジに座っていたクールそうな女性店主が堰を切ったように喋り始める。
この辺の歴史のことや、お店のこと、家族のことやお店に置いてある作品、家具のこと。
店に置いてある写真は全て旦那さんが撮ったもので、書籍や諸々の作品たちは全て息子たちによるもの、家具も全て家族が海外で買ってきたこだわりのもの。
家族で完結しているお店らしい。
70代だという女性店主(とっても元気で若く、全然そんなふうには見えない)、自分のお店で家族に囲まれて過ごす日常について幸せそうに語っていてとても微笑ましかった。素敵な人生、、、。
30分くらいお話ししてようやく手紙を書き始めた後も、入店するお客さんたちへのマシンガントークが止まらない。なんかスイッチが入ってしまったらしい。
2枚の葉書を完成させ、美観地区内のポストに投函。
しかし夫(自宅)宛の葉書については、葉書の到着よりも私の到着の方が早かったというオチ。
これも美観地区で撮った写真。趣のある川沿いの街並みです。思った以上にお店がたくさんあるなあ。
ここでも卒業式後と思われる袴を着た学生たちが。
いいね〜キッシュ屋より1000倍くらい映えるね。
かなり街歩きを満喫してしまい16時を回った。鈍行で東京に帰るタイムリミットはとっくに過ぎている。
色々悩んだ挙句、本日は新大阪のビジネスホテルを予約。
(明石で途中下車して明石焼を食べなかったことを心底後悔。)
本日の宿に到着。
偶然テレビをつけたら充電で瀬戸内走ってた、なんか嬉しい。
大阪に住んでいる後輩におすすめの居酒屋を聞いたら教えてくれたので夜はそちらへ。
見るからに大行列だったけど折角なので並ぶ。30分くらい経ってようやく入店。
「串かつだるま」
こっちでは有名チェーンらしく、新幹線の通っている駅構内ということもあってか、芸能人のサインが壁にびっしりと並ぶ。
入店したら店員さんからQRコードを渡された。
ファーストオーダー以外は専用サイトにアクセスして自分のスマホから注文するシステム。
タッチパネルとかiPadのあとはこういう時代が来るのか、、、
確かに今感染対策で色々気を使うけど、これならアルコールで拭く手間もなく破損のリスクも不要。進んでいるな〜
と、料理以前のところに感動した。
海賊みたいなジョッキ生と名物どて焼き。
ザ・大衆セット。
"焼き"と言いつつ煮込み感あった。
レトルトでも売られていたので人気商品みたい。
串カツの数々。
タレは浸すタイプではなくかけるタイプだった。これもコロナ対策の一環とのこと。
飲食店の方々には本当に頭が下がります。
餅の串カツを初めて食べた。
お塩でいただきました。美味しかった。
大阪名物串カツ、ご馳走様でした。
酔いを醒ましながら宿に帰り就寝。
6日目、完。