2022.3.23 瀬戸内旅行記④ 高松観光と道後温泉
3日目。
本日はフェリーで小豆島から高松に戻り、高松市街観光後に高速バスで愛媛の道後温泉へ。温泉街を巡ってホテルに宿泊します。
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6時起床。温泉に入って朝食会場へ。
海苔まで小豆島産。
昨日魚介をたくさん食べたのでお肉が中心だったのも嬉しかった。
身支度をしてチェックアウト。高松行きのフェリーに搭乗。
ちょっと曇っていたけど行きが土砂降りだったのでデッキに出れるだけでテンションが上がる。
コーヒーを飲みながら景色を堪能。
高松に到着。
愛媛行きのバスまであまり時間がないので、高松で見るところはしっかりリストアップしておきました。
「北浜alley」
高松港から徒歩20分ほどの場所にある、古倉庫をリノベーションした雑貨屋やカフェなどの複合施設。
外装がオシャレで可愛い。
新潟でいうとS.H.Sとかに近いような?
施設内の雑貨屋やアパレル店などを一通り回ってみた。個性的で面白い店が多くて楽しかったです。
同施設内のキッシュの店で昼食。
キッシュが10種類以上はあって迷いまくった結果、タコのガリシア風キッシュとチャイを注文。
めちゃくちゃ美味しかった〜
貧乏性故パン屋でキッシュが並んでいても高くてあまり手が伸びないので、すごく久しぶりに食べた気がする。
しばらくすると店内に袴姿の学生たちが。卒業シーズンだなあ。みんな人生を進めている。
昼食後に気になっていたお店、「半空(なかぞら)」へ。
13:50高松駅前発の高速バスに乗るというのに13時開店の店に行くという、、、しかも駅まで徒歩20分(どうしても行きたかった)。
コーヒー1杯だけかなあ、、少し立ち寄って帰ると決めて入店。
店内に所狭しと並べられた書籍と一つ一つこだわられているであろうインテリア、レコード。
全てが素敵でした。
コーヒーもとても美味しかったです。
(土日にお店でコーヒーの淹れ方教室とかもやっているらしい。)
もう少し時間が取れる時に、今度はお酒を飲める時間帯にも来てみたいなあ。
お会計時にいただいた作品集。
1つの事柄をテーマにして、A4用紙1枚以内の文学作品を公募する「半空文学賞」、この2冊はそれぞれ「ことでん」と「ラジオ」をテーマに募集し、選ばれた10余りの入賞作品を収録したもの。
年代性別様々な著者による短編の数々、それぞれ30ページくらいしかないのであっという間に読み切れる文量だけど、読み応えはかなりある。
さらにそれを踏まえて読む琴平電鉄と西日本放送の社長によるあとがきもかなりグッときました。
個人的に電車に結構思い出があったのでリアリティもあり、ことでんストーリープロジェクトには特に感動した。「ラジオ」をはじめ過去テーマは「珈琲」「音楽」「絵本」など抽象的なものが多いのに、「電車」ではなく「ことでん」というより具体性を持ったテーマにしたところに主催者の思い入れを感じる。
実際の駅名が出てくる作品も多かったので、昨日乗った時に車窓から見た景色を思い出しながら読んだ。私がもしことでんを日常的に利用している香川県民だったらどんな読後感を抱くのだろう、とも考えた。
半空、今日来るまでは"レコードと本を取り扱うカフェバー"という認識だけだったけど、想像以上に地域や文学との関わりの深い企業であることを知った。
また四国に訪れたいと思う大きな理由の一つ。
名残惜しくも半空を後にし、高松駅へ。
高松から愛媛の交通手段はいろいろ考えたけど、高速バスが値段も所要時間も都合が良かったのでこちらも事前に予約。
高松からバスに揺られること2時間半、乗換場所の大街道に到着。
バス停すぐにあった巨大商店街。
商店街というかもはやアウトレットみたいだった。
新潟にはない交通機関、路面電車を見るだけで旅気分が味わえて大好き。
道後温泉駅に到着。
路面電車の駅、終点はこんなにしっかりしているのか〜とびっくりした。
歴史ある街にも馴染むスターバックスのマークの汎用性。
駅前にある坊っちゃん列車。
ちなみに先ほど乗った高速バスの名前は「坊っちゃんエクスプレス」。
これから行くホテルにも坊っちゃんの書籍が置いてあった。
17時、道後温泉本館目の前にあるホテルにチェックイン。
日帰り入浴施設(「外湯」というらしい)を巡りたいと思っていた道後温泉。今回は旅館ではなくあえての素泊まりです。
コロナ対策の関係もあり周辺の温泉では入場規制がされているらしく、ホテルのスタッフさんからは事前にお目当てのところの整理券をもらってから温泉街散策をすることを勧められた。
道後温泉の外湯については下記サイトをご参照ください。
明日の朝までに全部回るぞ〜。
部屋に荷物を置いて、とりあえず目の前にある道後温泉本館へ。
現在保存修理工事中、ポップな感じでした。
土砂降りの中傘を刺して浴衣で散策する学生っぽい子たちに紛れ、マウンテンパーカーのフードで雨を凌ぎながら整理券をもらいに行く。観光客感がなさすぎてなかなかスタッフさんに気づいてもらえず、、、。
入浴できる時間は2時間後、しばし温泉街を散策。
空の散歩道。
足湯があるらしいことが書いてあったけどコロナのせいか雨のせいか見つけられませんでした。
その名の通り街並みを空から見渡すかのような高所のお散歩ルート。
アーケード型の温泉街、雨の日にはとっても嬉しい。
記念すべき一つ目の湯は「道後温泉 椿の湯」。
特に待つこともなく入れた。
浴室に入ると真ん中に浴槽が一つだけ、想像よりこじんまりした温泉。
比較的空いていてゆっくりお湯に浸かれた。
本館にいく前に夕食、愛媛は宇和島の名物鯛めしをいただきます。
この後お櫃に入った茶碗2杯分のご飯が運ばれてきました。
オフィシャルのお召し上がり方に沿ってペロリと完食。ぷりぷり歯応えの鯛がたまらなく美味しい〜。
既にまん防は解かれていたものの、大体のお店が18時ぐらいに閉店していた。温泉街の夜は短いことを知る。
19:20、整理券の時間が訪れたので道後温泉本館に戻ってきました。
本来「神の湯」「霊の湯」2種類があるのですが、工事中につき「神の湯」のみの営業。
木製の階段を下って地下の温泉に向かいます。
歴史を感じる造りながら、綺麗に維持された建物と浴室。至福のひとときを過ごせました。
飲み物コーナーに牛乳などと並んでみかんジュースがあるあたり、まさに愛媛という感じ。
迷わず購入。美味しい〜!
2つの外湯を堪能したところでホテルにもどり、就寝。
飛鳥乃温泉は明日の朝風呂に取っておくことにします。
3日目、完。