2022.3.25 瀬戸内旅行記⑦ 尾道での夜
5日目後編。
夜は尾道をたくさん散策したい。
体調に気をつかうイベントが終了したので今夜は何も気にせずお酒を飲もうと思います。
***
尾道駅から20分歩いて今晩宿泊するところへ。
徒歩20分というと決して近くはないけど、新旧様々なジャンルのお店が軒を連ねる尾道の商店街を歩きながらあっという間に到着した。
「SHINGAI CABIN」
1Fで飲み屋をやっているオーナーが、2F以上で経営しているゲストハウス。
の、女性共用ドミトリー。
同じく東京住みの女の子1人と相部屋。
ゲストハウスでの宿泊は人生で初めてだったのですが、近くの銭湯やおすすめの尾道焼のお店なども沢山教えてくれる親切なオーナーでした。
そして個室から共用部から全てセンスがいい。
近くの銭湯で入浴後、夕飯は尾道焼きを食べに街へ繰り出す。
同じ広島県内の鉄板焼きでも、麺を先に炒めてから具材を乗せていく広島風に対して、尾道風は生の麺に具材を乗せてそのまま焼くという点で異なるらしい(ネット調べ)。
ゲストハウスのオーナーにおすすめされたお店に入店。
金曜夜、運よくカウンター1席だけ空きがあり入れてもらえた。
席に着くなりとりあえず生と「尾道焼き」を注文。
カウンターには地元民ぽい人ばかりだったので、なんとなく私も地元民に扮しようとそれっぽい感じで注文する。
手元に待ちに待った尾道焼きが。
ヘラでカットし、皿に取り分けて頂いたところここに観光客っぽさが出ていたらしい。
「広島県民は皿と箸は使わない、ヘラで直接食べるんよ〜」と隣の常連らしきおじさんに言われ、広島県民流鉄板焼きの食べ方講座が行われた。
広島の人がやっている東京のお店で箸と皿を拒否したらおお、姉ちゃんやるやん!となるよと店長も教えてくれた。
向島で出会ったおじちゃんを始め、尾道の人たちはみんな気さくに話しかけてくれて優しかったな。
お店で商店街のほかの店主の話や、ゲストハウスのオーナーの話とかも出てきて、でも悪口は一切なく。みんな仲良しなんだな〜優しい世界、、、。
隣の常連さんは口癖のように「ちょっと1つ、いい?」と優しく言ってからグサっとくる言葉を言ってくる優しいのか優しくないのかわからない人だったけど、結果店を出る時に今日若い姉ちゃんと話せて楽しかったよ〜と言ってくれたので嬉しかった。
あと、尾道焼きが本当に美味しかった。
生麺のまま焼いてカリカリになったそば、トッピングには砂ずりとイカ天。
私の好物しか入っていなくて感動した。
家でも作れるようにレシピ調べたい。
ぽっぽ家を後にして2軒目へ。
ゲストハウスのオーナーが1Fに出しているお店。
最初はお店の名前通り、出汁と酢のサワーを注文。広島に来たからには食べたかった生牡蠣をアテに。
出汁サワー、どこかで飲んだ時に出汁と焼酎が調和していない感じがあまり受け入れられなかったのだけど、酢がいい役割をしてくれている感じがしました。美味しい〜。
オーナーや女性の常連さんと話しながらお酒が進みました。
そして何を食べても飲んでも美味しい!
後半はなんか頼まなくても勝手に酒とつまみが出てきたような気が、、、気のせい?
気づけば閉店時間に。
会話の中で出た尾道の古本屋にオーナーが連れて行ってくれるとのことで深夜の散歩。
平日は23:00〜27:00までが営業時間というところが既に面白い。古い病院の跡地をリノベーションしたところらしい。
東京への帰り道に読む本を吟味して何冊か購入。
病院の跡地であることに因んだ良すぎるブックカバー、、、。
早寝早起きを徹底していた私でしたが、この日ゲストハウスに戻ったのは26時。尾道の夜をだいぶ満喫した。
一晩過ごしただけで大好きになった尾道、今度またじっくり滞在したいと思った。
5日目、完。