2022.3.24 瀬戸内旅行記⑤ しまなみ海道ママチャリ走破その1
4日目。
本日からは今回の旅行のメインイベント、しまなみ海道サイクリングが始まります。
四国に行くからには絶対にやっておきたい、健康で体力があるうちに、と思っていました。
実は今回このすべての旅程は2日間をしまなみ海道にあてるというのを基準に組み立てたみたいなところがあったりして。これでもかというくらい念入りな準備もした、、、。
しまなみ海道は言わずと知れた世界的に有名なサイクリングロード、全長約70km、6つの島々を経由しつつ広島県尾道市と愛媛県今治市を結んでいます。
日本で初めて海峡を横断できる自転車道らしい。
事前に経由したいスポットを調べて1日目のざっくりしたルートを決めた。
なおサイクリングありきの旅なので、1週間にも及ぶ旅行ですが実はリュック一つとサコッシュのみできています。意外となんとかなる。
(ちなみにしまなみ海道ではサイクリスト用に手荷物運送サービスもやっているよ)
***
5時起床の予定だったけどドキドキしていたので4時半くらいに目が覚めた(今日に備えて昨日は21時に就寝しました)。
そして5時半、史上最早のチェックアウト。
誰もいない早朝の道後温泉アーケードを散歩し「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」へ。
これで道後温泉の外湯、全てを回ったことになります。サイクリング前にひとっ風呂浴びて気合いを入れるぞ。
こちらが早朝でライトアップされた飛鳥乃湯泉。
ちなみにこれが昨夜通りかかった時に撮った写真。
見ての通り超インスタ映えスポットなので、若い子たちがめちゃくちゃ写真を撮っていました(私もその1人)。
15分前くらいから並んで一番乗りで入場。
昨日行った椿の湯や道後温泉本館は浴室しかありませんでしたが、飛鳥の湯は大広間や家族湯があって施設が充実していました。
比較的最近できたところみたい。
内装が本当に美しい、、、。
※道後温泉本館にも本来休憩室などあるらしいが、このときは工事中で浴室しか行けず。
最初の10分くらいは完全に貸切!
昨夜はあんなに賑わっていた温泉街の中で人気の温泉を、空間を独り占めできるなんて何という贅沢、、、早起きした甲斐がありました。
昨日行った2つには屋内の湯しかなかったけど、ここには半露天風呂的なところもあった。
徐々に人が増えてきたところで退館。
湯上がりみかんジュースその2。これは温泉街で買った1本540円の高級品、、、。
糖分を摂取したところでいざ今治のサイクリングターミナルへ向かう。
天気予報を2週間前くらいからこまめにチェックをしていたが、サイクリングにあてるこの2日間だけはずっと安定して晴れ一つ◎
このタイプの切符を超久しぶりに買ったのでなんとなく記念に撮影。
松山から電車で一本、9時前に今治駅に到着しました。
レンタサイクルの手続き。
クロスバイク、試乗してみたけど私には無理だった。
午前9時、出発。いざ尾道へ!
※しまなみ海道今治側の始点はここから6km先の「サンライズ糸山」とされているので、今回の総走行距離は70+6kmとなります。
サイクリングコースにはブルーラインが引かれており、これをひたすら辿っていけば尾道につくという親切設計。1kmごとに「尾道まであと〇〇km」のような表示もされている。規格外の方向音痴な私でも安心。
しまなみ海道の始点であるサンライズ糸山までの道のり、たかが6kmと思っていたけどここが結構辛かった。
日差しもなくて車道が狭い上に平日の朝なので交通量も普通に多い。
思ったより寒い。寒くて耳が激痛。
やっと1つ目の橋、来島海峡大橋の入り口が。
これから上げていく写真を見てもらうとわかると思うのですが、しまなみ海道のコース内にいくつもある起伏の中でも、地上から橋の上に辿り着くまでの登り坂が最もつらかった。
かなり高低差があるため、長ーい上り坂が螺旋状に続く(坂の途中休憩できるベンチ、あずまや、自販機などが大体ある)。
単純にこれが橋の数だけあるということ。
寒い!辛い!ぎゃーとか一人でブツブツ言いつつ息切れながらなんとか橋の始点に。
いきなり全長4km(!)の吊り橋、来島海峡大橋を渡ります。
かなり長い橋ということもあって途中休憩できるところもあったけど、そんなにまだ天気が良くなくて眺めも悪かったので渡り切ってしまおう、ということで一気に走り抜けた。
坂がないだけで4kmがあっという間に感じる。
さっきは死ぬかと思った橋から地上への螺旋状ルートも降りは爽快。
来島海峡大橋を渡りきり、1つ目の島、大島に入りました〜。
10時過ぎに島に入ってすぐの道の駅「よしうみいきいき館」に到着。
約1時間でもう既に13km走ったのか〜!と思うと行ける気がしてくる。
食堂で買ったコーヒーを飲みながら休憩。
炎天下でアイスコーヒーを飲むイメージだったけど、それどころじゃないぐらい寒い。
昨日愛媛で買ったドライみかんで糖分も補給。
謎のゆるキャラと雑な顔はめ。
誰かのハンカチの落とし物かと思ったら傷の応急処置だったそうです。
お大事に。
水分と糖分を補給したところで出発。
お昼は次の島で食べようと決めいたので今はひたすら走るぞ。
6つの島の中でもアップダウンが激しいという大島。
時々限界の登り坂が出現、自転車を手で押して登ることもあったりした。思わず声が出てしまうくらいのしんどさ。
11:30頃、大島の北部にて。
だいぶ晴れてきて気温も暖かい。むしろ暑い。
このあたりから写真を撮るのが楽しくなってきた。
お、ついに2つ目の橋が。
伯方・大島大橋。その名の通り2つ目の島伯方島と大島を結ぶ橋です。
例のごとく螺旋状の道を駆け上がる。
坂の途中から見えた伯方・大島大橋。
こういう景色が見たかった〜!
まさにしまなみ海道サイクリングの醍醐味という感じ。
橋を渡ります。
橋の上から見た海もまた絶景。
エメラルドグリーンの浅瀬。
ついに伯方島に突入!
早咲きの桜が咲いていました。
12時、そろそろ昼食の時間なので事前に調べていきたいと思っていた場所に向かいます。
少し遠回りになるところにありましたが、伯方の塩ラーメンを食べに来店。
おかず付きの塩ラーメン定食。
今回の旅で初のラーメン。染み渡った。
途中手がつった状態でずっと走っていたのだけど調べたら栄養、特に水分とミネラル不足、寒暖差が原因らしい。朝からみかんと水とコーヒーしか摂取していなかったので心当たりがありすぎるな。
食べるの大事。しっかり補給して午後に備えよう。
午後の部スタート。
気持ちの良い快晴、だけど照りつける様な強い日差しということもなく、とても過ごしやすい気候です。
30分くらい走ったところにあったカフェで再び休憩。
アイスティーとチーズケーキのセットで糖分も摂取。
海が見えるテラス席。
穏やかな昼下がり、、、。
世間話もしてくれる気さくな店主でした。
コース沿いにはキャンプサイトや炊事場みたいなところが点在している。
こんな最高のロケーションでバーベキューできたら最高すぎるな〜とか。
こういう時急に一人が寂しくなる。
14時半頃、ついに目の前に3つ目の橋、大三島大橋が。
本日はこれが最後の橋になります。おぉ〜。
300mちょっとだったのですぐ渡れた。
3つ目の島、大三島に到着。
宿に向かう前に「道の駅 多々羅しまなみ公園」に寄り道。
「サイクリストの聖地碑」
クロスバイクの男性集団がワイワイ写真を撮る中、隙を見てちゃっかり撮ってきた愛車、ママチャリ。
宿に到着。これにて本日の行程は終わり。
思ったよりスムーズに進むことができ、予定より1時間以上巻いてチェックイン。順の調。
休憩や寄り道をしつつ約40km走行した。
しかし宿が本当に綺麗!素敵すぎる!
共用ドミトリー宿泊だけどコロナ対策の一環でお値段変わらず貸切利用にしていただけるとのこと。
ラッキー。
寝床もとてもおしゃれ。
お風呂がなかったので近くのお風呂を紹介していただき、徒歩10分くらいの旅館で入浴し、汗を流す。最高のひととき、、、。
内湯は瀬戸内らしく柚子湯ならぬレモン湯。
常備されてた化粧品が全部デパコスだったのが衝撃だった。なぜ?
遠慮なく使った。
あまりにもいい湯だったので長風呂、、、入浴中に日が沈み、海沿いで見たかったしまなみサンセットをうっかり見逃す。
宿に戻ると夕食の時間。
今回も夕食なしプランだったので外で夕ご飯。
周辺レストランまではなんと、希望の場所までホテルスタッフの送迎付き!なんと手厚い待遇
近くのカフェにて今治の郷土料理、せんざんき(ほぼ鶏の唐揚げ)の定食をいただきました。
ホテルに戻り、テラスから瀬戸内海の夜景を堪能。
満点の星空で本当に最高の景色。
こういう時に星が綺麗に撮れる性能の良いカメラが欲しい、、、。
「しまなみ海道は街灯が本当にないので、日落ちまでに目的地に着かないと危険」という前情報をどこかで見たけど、逆にいえば星を邪魔する光も高層建築物もほとんどない。空がより綺麗に、より近く見えた。
この星空のために街灯がないのかな?とか。
同じ施設でグランピングしてる家族も何組かいて、あーこういうのが私が描く家族の、人生の理想型なのかもしれない、とかコンビニの缶ビール飲みながら考えていた。センスのあるパパママ、、、。
最高にいい夜、今度は友達や家族とまた訪れてこの景色を見たい。
サンセットが見れなかったので明日サンライズは絶対に観るぞ、という気持ちで今日も早めの就寝。
4日目、完。
2022.3.23 瀬戸内旅行記④ 高松観光と道後温泉
3日目。
本日はフェリーで小豆島から高松に戻り、高松市街観光後に高速バスで愛媛の道後温泉へ。温泉街を巡ってホテルに宿泊します。
***
6時起床。温泉に入って朝食会場へ。
海苔まで小豆島産。
昨日魚介をたくさん食べたのでお肉が中心だったのも嬉しかった。
身支度をしてチェックアウト。高松行きのフェリーに搭乗。
ちょっと曇っていたけど行きが土砂降りだったのでデッキに出れるだけでテンションが上がる。
コーヒーを飲みながら景色を堪能。
高松に到着。
愛媛行きのバスまであまり時間がないので、高松で見るところはしっかりリストアップしておきました。
「北浜alley」
高松港から徒歩20分ほどの場所にある、古倉庫をリノベーションした雑貨屋やカフェなどの複合施設。
外装がオシャレで可愛い。
新潟でいうとS.H.Sとかに近いような?
施設内の雑貨屋やアパレル店などを一通り回ってみた。個性的で面白い店が多くて楽しかったです。
同施設内のキッシュの店で昼食。
キッシュが10種類以上はあって迷いまくった結果、タコのガリシア風キッシュとチャイを注文。
めちゃくちゃ美味しかった〜
貧乏性故パン屋でキッシュが並んでいても高くてあまり手が伸びないので、すごく久しぶりに食べた気がする。
しばらくすると店内に袴姿の学生たちが。卒業シーズンだなあ。みんな人生を進めている。
昼食後に気になっていたお店、「半空(なかぞら)」へ。
13:50高松駅前発の高速バスに乗るというのに13時開店の店に行くという、、、しかも駅まで徒歩20分(どうしても行きたかった)。
コーヒー1杯だけかなあ、、少し立ち寄って帰ると決めて入店。
店内に所狭しと並べられた書籍と一つ一つこだわられているであろうインテリア、レコード。
全てが素敵でした。
コーヒーもとても美味しかったです。
(土日にお店でコーヒーの淹れ方教室とかもやっているらしい。)
もう少し時間が取れる時に、今度はお酒を飲める時間帯にも来てみたいなあ。
お会計時にいただいた作品集。
1つの事柄をテーマにして、A4用紙1枚以内の文学作品を公募する「半空文学賞」、この2冊はそれぞれ「ことでん」と「ラジオ」をテーマに募集し、選ばれた10余りの入賞作品を収録したもの。
年代性別様々な著者による短編の数々、それぞれ30ページくらいしかないのであっという間に読み切れる文量だけど、読み応えはかなりある。
さらにそれを踏まえて読む琴平電鉄と西日本放送の社長によるあとがきもかなりグッときました。
個人的に電車に結構思い出があったのでリアリティもあり、ことでんストーリープロジェクトには特に感動した。「ラジオ」をはじめ過去テーマは「珈琲」「音楽」「絵本」など抽象的なものが多いのに、「電車」ではなく「ことでん」というより具体性を持ったテーマにしたところに主催者の思い入れを感じる。
実際の駅名が出てくる作品も多かったので、昨日乗った時に車窓から見た景色を思い出しながら読んだ。私がもしことでんを日常的に利用している香川県民だったらどんな読後感を抱くのだろう、とも考えた。
半空、今日来るまでは"レコードと本を取り扱うカフェバー"という認識だけだったけど、想像以上に地域や文学との関わりの深い企業であることを知った。
また四国に訪れたいと思う大きな理由の一つ。
名残惜しくも半空を後にし、高松駅へ。
高松から愛媛の交通手段はいろいろ考えたけど、高速バスが値段も所要時間も都合が良かったのでこちらも事前に予約。
高松からバスに揺られること2時間半、乗換場所の大街道に到着。
バス停すぐにあった巨大商店街。
商店街というかもはやアウトレットみたいだった。
新潟にはない交通機関、路面電車を見るだけで旅気分が味わえて大好き。
道後温泉駅に到着。
路面電車の駅、終点はこんなにしっかりしているのか〜とびっくりした。
歴史ある街にも馴染むスターバックスのマークの汎用性。
駅前にある坊っちゃん列車。
ちなみに先ほど乗った高速バスの名前は「坊っちゃんエクスプレス」。
これから行くホテルにも坊っちゃんの書籍が置いてあった。
17時、道後温泉本館目の前にあるホテルにチェックイン。
日帰り入浴施設(「外湯」というらしい)を巡りたいと思っていた道後温泉。今回は旅館ではなくあえての素泊まりです。
コロナ対策の関係もあり周辺の温泉では入場規制がされているらしく、ホテルのスタッフさんからは事前にお目当てのところの整理券をもらってから温泉街散策をすることを勧められた。
道後温泉の外湯については下記サイトをご参照ください。
明日の朝までに全部回るぞ〜。
部屋に荷物を置いて、とりあえず目の前にある道後温泉本館へ。
現在保存修理工事中、ポップな感じでした。
土砂降りの中傘を刺して浴衣で散策する学生っぽい子たちに紛れ、マウンテンパーカーのフードで雨を凌ぎながら整理券をもらいに行く。観光客感がなさすぎてなかなかスタッフさんに気づいてもらえず、、、。
入浴できる時間は2時間後、しばし温泉街を散策。
空の散歩道。
足湯があるらしいことが書いてあったけどコロナのせいか雨のせいか見つけられませんでした。
その名の通り街並みを空から見渡すかのような高所のお散歩ルート。
アーケード型の温泉街、雨の日にはとっても嬉しい。
記念すべき一つ目の湯は「道後温泉 椿の湯」。
特に待つこともなく入れた。
浴室に入ると真ん中に浴槽が一つだけ、想像よりこじんまりした温泉。
比較的空いていてゆっくりお湯に浸かれた。
本館にいく前に夕食、愛媛は宇和島の名物鯛めしをいただきます。
この後お櫃に入った茶碗2杯分のご飯が運ばれてきました。
オフィシャルのお召し上がり方に沿ってペロリと完食。ぷりぷり歯応えの鯛がたまらなく美味しい〜。
既にまん防は解かれていたものの、大体のお店が18時ぐらいに閉店していた。温泉街の夜は短いことを知る。
19:20、整理券の時間が訪れたので道後温泉本館に戻ってきました。
本来「神の湯」「霊の湯」2種類があるのですが、工事中につき「神の湯」のみの営業。
木製の階段を下って地下の温泉に向かいます。
歴史を感じる造りながら、綺麗に維持された建物と浴室。至福のひとときを過ごせました。
飲み物コーナーに牛乳などと並んでみかんジュースがあるあたり、まさに愛媛という感じ。
迷わず購入。美味しい〜!
2つの外湯を堪能したところでホテルにもどり、就寝。
飛鳥乃温泉は明日の朝風呂に取っておくことにします。
3日目、完。
2022.3.22 瀬戸内旅行記③ 小豆島レンタカー観光
2日目。
本日は琴平からフェリーで小豆島へ向かい、レンタカーで一通り見たいところを観光後、島内ホテルで一泊します。
観光名所が多く、名産品も多い小豆島。
テレビや雑誌とかでもなにかと目にすることが多く、ずっと行ってみたかったのですが、、、1週間前に確認した天気予報では雨マークひとつ。
島旅は晴れてなんぼという考えだったので、行き先を変えようかギリギリまで悩み続けていたところなんと、2日前くらいに午後晴れ予報に変わった〜!持ってる女〜!
晴れている時に行きたいスポットは遅い時間に取っておくことにして、様子を見つつレンタカー旅を決行することにしました。
***
「こんぴら温泉郷 つるや旅館」にて朝6時に起床。
旅先では必ず朝風呂に入るタイプ。安定の貸切。
朝食。朝から豪華や。
島に行く日の朝は早い。
7時20分ごろ宿を出て琴電琴平駅から高松港へ向かう。予報通りの雨、結構土砂降り。あらー。
祝日観光客で賑わっていた昨日の琴平とは打って変わってとても静か(時間帯もあるけど)。
10分ちょっと歩く間見かけた車は2,3台。
鉄道ファンの間でも名高い「ことでん」こと琴平電鉄の琴平駅に到着。
賑やかなデザインの電車に乗りました。
観光地で見る平日の風景、地元の人たちにとって普通の日常を感じられてよかった。
女子高生の会話や方言にも耳を傾けてしまう。
ちなみにこちらは翌日再び高松に来て撮影したもの。緑色、可愛くて好き。
「ことでん」という字面、いいよね。
早起きでうとうとしていたら高松築港駅に到着。
レンタカーを借りる時間からして駅到着後15分で出発する船に乗らねばならないという超過密スケジュールを組んでしまったので、駅徒歩7分の港まで雨の中ダッシュしチケットを購入。
なんとか間に合った。
依然として土砂降りですが小豆島へ出発。
景色は復路に期待、、、。
1時間くらいで小豆島土庄港に到着し、レンタカーの手続き。
1人でレンタカーは割高だけど、見所の多い小豆島を1日で効率的で回るにはこれしかない!と思ったので基本公共交通機関派の私だが車にしてみた。レンタカー初めてなので天気も悪くてちょっと不安、、、。
10:30から18:00までの時間借りです。
果たして7時間半で全ての目的地を回れるのでしょうか?いざ出発。
「迷路のまち」
あまり下調べをしていなかったので、訪れるまでは観光目的で作られた巨大迷路みたいなのがあるのかなーと思っていた。
実際は普通の人が住んでる住宅地で、路地のつくりが迷路みたいになっているという感じ。
南北朝時代に敵との攻防戦に備えて形成された複雑に入り組んだ迷路型路地の名残なのだそう。
現存している例は日本でも珍しいらしい。
車ではもちろん回れないので、近くの駐車場に車を停めて傘を差しながらフラフラと散歩。
細くて曲がりくねった路地ばかりなのに住民のものらしき車がちらほらある。どこからどう駐車するんだろう、、、?
普通に洗濯物干されていたりしたので撮影はしなかったけど気になる方は調べてみてください。
ぐるぐるしていたらたどり着いた八十八箇所巡礼第五十八番札所「西光寺」。
たまたま水曜どうでしょうの再放送で八十八箇所巡礼の回を見たばっかりだったのでタイムリー。(あまりにも個人的なタイム感。)
ちょっと石段を登ったところにある奥の院。
三重の?塔。誓願してきました。
車に戻って次なる目的地へ。
「小豆島 オリーブ園」
"小豆島といえば"なところですね。
手前にある売店の後方にはオリーブ並木がズラリ。
レストランや公園も併設されています。
雨の日に嬉しいアートギャラリーも。
暖色の照明家具が中心の展示になっていてしっかり見て回るというよりは眺めて癒された。
ゆっくりしていたらちょうどお昼になったので、園内のレストランへ。
パスタを注文。オリーブオイルといえばね。
前菜?に出てきたパン。
流石オリーブ園、オリーブオイルが各テーブルに常備されていてかけ放題。
オリーブ塩とオリーブオイルで頂きます。
オリーブの実がトッピングされているパスタ。
(ボンゴレビアンコだった気がするけど、写真を見返したらあまりにもあさりよりオリーブの主張が強かったので自信がない)
パスタにさらなる追いオリーブオイルを促す店員さんの徹底ぶり。行き届いたオリーブ教育。
これでもかというくらいオリーブを堪能した。
美味しかったです🫒
お腹を満たしたところで併設のオリーブ公園へ。
(雨が止んだぞ!)
風車。有名なやつ。
写真で見たことがある人も多いのでは。
魔女宅ロケ地ということもあり、撮影用の箒の無料貸出もしているみたい。
実際この写真の風車の左の方には大量のキキたちが列をなしていてですね、、、
(みんな飛んでいる瞬間を綺麗に撮りたいのでなかなか進まない)
それはそれで見ていて楽しかったけど、風景だけ写真に収めておこうと思った結果ドーンて感じの余白がない写真になってしまった。
売店でドライブ中の飲み物を購入し、オリーブ園を出発。
あれだけオリーブを摂取したのに不覚にも買ってしまった。洗脳?
「寒霞渓」
一番楽しみにしていた場所かもしれない。
14時前、雨は止んでいるけど天気はどんより。
もうちょっと天候が回復するのを待ちたかったけど、ロープウェイの最終便の時間の関係もあるのでしょうがない。
不安半分期待半分でロープウェイに乗り山頂駅へ。
着いた。
持ってない女だった、、、。
見えないけどせっかくきたからには、、、と思いホットコーヒーを買って柵の向こう(何も見えない)をみてもの思いに耽るふりをするなどした。
それでも諦めが悪いのであーだこーだ考えながら山頂駅をうろうろしていたら30分後ぐらいにいきなり日差しが。
ものの数分で視界がひらけた。
快晴とまでは言えないけど海まで見渡せるほどに。
持ってる女だった。
晴れが予報されていたとはいえ、奇跡的なタイミングで気候が変化したので流石に感動した。
この後もいろんなところに行ったけど、一番記憶に残っている景色かもしれない。
ありがとうヤフー天気。
小豆島に来てよかった。
そして完全に晴れた!やったー
いきなりドライブ日和になったのでそのあとも観光地を回りつつ海沿いをドライブ。
「エンジェルロード」
最後の目的地。
17時前くらいに到着。
日が落ちてきた海をパノラマで撮影。素敵!
恋人の聖地で、貝殻を絵馬に見立てて願い事を書くシステムらしい。
海風でだいぶ落ちてしまっているのには触れないでおく。
無事見たいところを一通り回り、レンタカーを返却。
最初は天気がどうなることかと思ったけど全体を通して楽しく観光できたので大満足。
通っただけ、写真撮影しなかったところなども含めて以上が本日の全ドライブルートです。
その後ホテルにチェックイン。
明日のことも考えて港に一番近いところにした。
偶然最上階海側のお部屋。
夜もまたよかった。
本日は夕食なしプランなので徒歩圏内(と言っても30分くらい歩く)の居酒屋へ。
オリーブのクラフトビール。
醤油も有名な小豆島
もろみを小魚と共にいただきました。
メニューに並んでいたのは聞いたことのない魚ばかり。頼んだ魚の名前もちょっと耳覚えがなさすぎて、、、。
これは何かの塩焼き、、、何かの、、、ごめんなさい。
オリーブオイルそうめん炒め。
そうめんも名産の一つ。
地酒。
全部美味しかった〜。
ロケ地が多い小豆島、有名人のサインがお店にもたくさん飾ってありました。
酔いを覚ましながらホテルに帰り就寝。
2日目、完。
2022.3.21 瀬戸内旅行記② 岡山から金比羅山へ
1日目。
本日は岡山駅周辺散策後、観光列車で香川県琴平町へ。金比羅山を登り、うどんをたべてこんぴら温泉に宿泊します。
※実際の移動手段に関わらず全て車で移動した場合の経路が出ています。
***
サンライズ瀬戸で岡山駅に到着後、商店街を歩きながら30分ほどかけて後楽園まで朝散歩。
期待を裏切らない桃推し。
入ってすぐに目に入ったお店。
ちょうど昨日最終営業日だったらしい。
閉店することへの抵抗、不本意が感じられる。
一度も行ったことのない、知らない店だけど、地元から愛されていたお店が一つ、こういう形でなくなってしまったと思うと胸が痛い。
朝からしみじみしてしまったのできた。
商店街を抜けてちょっと歩いたところにあった平和な公園。
ゾウとカバとタコとてんとう虫(てんとう虫?)。
不思議なラインナップですね。
河川敷を歩いて向かう。奥の橋を渡ると後楽園。
空がいい。
ついた。7時半の開園まで外周をウロウロしていたらたくさんの地元ランナーが。
贅沢なランニングコースですね〜。
7時半になったので入園。
桜はまだ早かったけど、花の咲いていない庭園もかなり、いい。
借景(遠くの山などの景色を、その庭の一部であるかのように利用する)という造園法が使われているらしい。
たしかに半径1キロ以内にはマンションや教育施設がたくさん建っているのに、庭の中から見るとそれらは何も見えず、さらに遠くの山だけが園内のものと一体となって見える。面白いな〜
築堤当時からの景観をなるべく変えないように周辺に建つ建物にも一部高さ制限がされているのだそう。
一通り歩き尽くしたところで再び駅方面に向かい朝食を。
ググったら出てきた「カフェクルミ」。
単純な女なのでメニューも見ずに入店する。
380円のコーヒーにモーニングでトースト付き。
焼き加減が最高で美味しかった〜
画廊喫茶というだけあって店内には沢山の絵画。
ラジオのニュースを聞きながら絵を眺めて休憩。
ひとやすみしたところで再び岡山駅へ。
こちらの観光列車で香川県琴平に向かいます。
見どころでゆっくり走ってくれたり車窓から見える景色を車掌さんが解説してくれたりするのも観光列車の魅力。
初めて瀬戸大橋を渡る経験をどうしたら一番最高にできるかなーと考えた結果、寝台特急ではなくこちらになりました。
窓向きのカウンター席も取れて嬉しい。
席について上を見上げると瀬戸内に関する様々な本が。
車内でいろんな過ごし方ができるのも素敵。
発車10分後の光景。
午前10時台から飲酒する背徳感といったら。
最高だね。天気もめちゃくちゃいい。
岡山といえばフルーツ王国なのでマスカットゼリー。
車内に「まもなく瀬戸内海」のアナウンスが。
列車の走行速度が落ち、この景色がしばらく続く。
大きな波もなく穏やかで透き通った青い海。
正面も背後も、見渡す限り海、、これぞ絶景。
指定席予約しといて大正解だった。
これは瀬戸内工業地域かな?
美しい海だった、、、久しぶりに景色を見て泣きそうになったな〜
12時ごろ琴平駅に到着。
祝日ということもあり、たくさんの観光客が。
15分ほど歩いて金比羅山入口に到着。
これから1000段以上の石段を登ります、、、
参道沿いに売店や飲食店がずらり。
さぬきうどんは参拝後に取っておこうと思ったので良さそうな店に目星をつけつつ、黙々と石段を登っていきます。
本宮についた。
ここまで785段!すでに結構達成感が。
展望台からみた琴平の街並み。
しかし奥社まではあと600段くらい残っている、浸っている暇もなくさらに上へ。
しばらく登って立派な建物が見えてきた、ようやく登り終える、、、!
と思いきや、まだ本宮から奥社までの半分も登っていない。ええええ、、、
ベンチに座って小休止、呼吸を整えて再始動。
足パンパン、汗だくでこの光景を見た時の絶望感よ。
10回くらい途中で引き返そうか迷ったけどなんだかんだブツブツ言いながらも奥社を目指す。
ついた!!
長かったぜ、、、
呼吸が荒くなる感じとやめ時を悩む感じ、シャトルランを思い出したぜ、、、
奥社からの景色。
正直自分が登り切ったという達成感で景色への感動が霞む。
きれいだなー。(言い聞かせ)
奥社にてここでしか手に入らない御守りとか売ってた。
「1368段登ったんだし折角だからなんか記念に買わなきゃ、、、」
という心理になりかけたが、そんな巧妙な戦略にハマるまいという謎の意地で何も買わずに帰路につくよ。
降っていると道中で「さっきのとこでやめとけばよかった〜」と漏らし息を切らしながら登ってくる若い男子たちとすれ違う。頑張れ〜(高みの見物)。
さぬきうどんのことを考えながら軽快に降る。
登りで通ったときに一番混んでた店に入店してみた。
しょうゆうどんに温玉トッピング。
かけうどんではなく、素うどんにセルフでだし醤油をかけながら食べるスタイル。
美味しい!コシがあってもちもちしたうどん、あっさりした味が疲れた体に沁みる、、、
宿のチェックイン前に立ち寄った「金陵の郷」。
蔵の歴史や酒造りの工程等の展示があった。
立派な施設ながら入場無料なのも嬉しい。
15時に本日のお宿にチェックイン。
琴平には現存する日本最古の芝居小屋があり、ここは歌舞伎役者御用達のところの一つみたいです。
のれんから表れる歌舞伎色の強さ。
歩きまくって疲れた体を温泉で癒す。
温泉宿にして正解だった。
足湯もついてたので入っちゃう。
三連休最終日ということもあり、温泉も足湯も完全に貸切状態。貴族や〜。
そして旅館での夕ご飯。
※一食分です
魚介類中心。
3枚目のうどんは「しっぽくうどん」というザ・讃岐うどん的なのとは全然違う感じの煮込みうどんだった。冬の代表的な郷土料理だそう。これもこれで違った美味しさ。
しかし量すごない、、、?
と思ってじゃらんのレビューを見てみたところ、50代男性「大食漢の私でも満腹になりました」というレビュー。ですよね。
腹15分目くらい、部屋に戻るとベットから一歩も動けずそのまま就寝しました。
1日目、完。
2022.3.20 瀬戸内旅行記① サンライズ瀬戸
1年以上前から計画だけはしていた瀬戸内の旅。
3度延期するも無事条件が全て揃ったので本日より決行。
しかも行きはずっと乗ってみたかった寝台特急サンライズ瀬戸で、、、
なんとかチケットが取れた〜
車内販売はないので発車前に東京駅構内の売店などで駅弁とかを購入。わくわく。
サンライズ瀬戸の終点も私の目的地も香川県琴平なのですが、岡山→琴平は別の交通手段で行きたかったので今回は岡山駅で降りることに。
うお〜いざ行き先表示を見ると興奮する〜
こちらが今夜の寝床。
サンライズには座席によってグレードがあるが今回はノビノビ座席、雑魚寝スペース的なところ。
普通乗車券+特急券料金だけで乗車できるので非常にお得。
本音を言うと、もう7000円くらい上乗せしてでも完全個室が取りたかった、、、でも発売直後秒速で売り切れたので断念。
でも住宅メーカーと共同設計されただけあって、ちゃんと家っぽい!(語彙力)
床暖房が効いていて快適。意外と寝れそう。
とか考えつつ荷物の整理をしていたら発車時刻に。
21:50に東京駅を発車。
車窓から眺める景色を寝転びながら見上げるというだけで非日常感。いいですね。
車内で遅めの夕食。こういう時じゃないと東京名物って食べないので買ってみた。あさりがふっくらしていて美味。
そしてついに寝台列車で晩酌するという夢の時間、、、!
家にあったお菓子たちとペットボトル日本酒。
中身は家に偶然あった頂き物の高知のお酒『船中八策』。
せっかく四国に行くということで、車内で頂きながら旅行への気持ちを高めることにした。日程の都合上今回高知行きは断念したけど、また機会があれば行きたいなあ。鰹のたたきが食べたいし、渓流下りとかもしてみたかった。
ほろ酔いで電車に揺られてごろごろ。至福〜
歯も磨いたし1時になったのでそろそろ寝るか、、、と布団を広げるも、はてこれが敷布団なのか掛け布団なのか分からん、、、と言う感じだった。
そしてマジで謎サイズの布切れ。うーんこれは、、、
悩んだ結果用意されていた布団は敷布団として使い、布切れは寄せ集めた着替えの上にかけて枕として使用。正解がわからないまま就寝。
起きたらとっくにサンがライズしてたよ。あらー。
雑魚寝ではあったけど、夜行バスよりは快眠であった。横になれるのはでかい。
6時20分ごろ岡山に到着。観光地へ繰り出します。